こんばんは。
【酒さ(赤ら顔)治療】
症例のご紹介です(^^)
顔が赤いことで悩んでおられ、他院でステロイド外用薬を処方され悪化したため、当院を受診されました。
治療前
長い間悩んでおられた赤みや丘疹が改善し、とても喜んでくださいました(^^)
酒さは顔がほってったり赤ら顔になることから始まり、慢性的になることが多いです。
昔から顔が赤いという人は、酒さの可能性があります。(診てみないとわからないですが)
鼻や頬、眉間、額が赤くなることが多いです。顔の周辺よりも比較的中央に近いところが赤くなりやすいです。
毛細血管が浮き出てみえることが多いです。また、この患者さまのように鼻のまわりなどにニキビ様の丘疹(ぷつぷつ)や膿疱(うみを持ったぷつぷつ)を伴なうこともあります。重症例では鼻瘤(だんご鼻)になることもあります。
酒さの原因はまだはっきりと解明されていませんが、日光やストレス、寒暖差がきっかけになることが多いと言われています。その他、アルコールやカフェイン、刺激物(辛いもの)、喫煙、過度の運動、ホルモンバランス、摩擦(顔を洗い過ぎる)など。
また、ニキビダニ、血管運動制御の異常、顔面の静脈還流障害、抗菌ペプチド(カテリシジン)の機能異常が関係するのでは?という推測もされています。
欧米で酒さの治療として推奨されているスタンダードな治療としては、ロゼックスゲル(メトロニダゾール)外用やアゼライン酸外用、抗生剤(ミノマイシン)内服、重症例ではイソトレチノイン内服です。このうち、ロゼックスゲル、アゼライン酸、イソトレチノインについては保険適応外です。ミノマイシンも「酒さ」の病名では保険適応外です。つまり、酒さの病名だと上記の薬全て保険適応外となります。。
酒さやニキビの治療で思うことは、日本の酒さやニキビの治療は欧米に比べて非常に遅れていることです。
なぜかというと、効果があり欧米で推奨されている薬剤なのに、日本では保険適応外のものが多いからです。そのため、各医院が薬を仕入れておく必要があり、患者さまは薬を自費で各医院にて購入するという形になります。保険適応外の薬剤に関しては、一般皮膚科では取り扱いすらないこともあります。前医では酒さにはあまりいい治療がないと言われたからそう思っていました、と仰って来られる患者さまも多いです。
この患者さまにも行った、ロゼックスゲル、ミノマイシンは抗生物質なので、長期使うのはあまり好ましくないと思うので、改善した後はいったんやめて、悪化時に使うという程度にとどめるようにしています。
栄養状態を整えるためバランスの良い食事を摂っていただき、ビタミンやミネラルのサプリを摂ったり、体質改善のため漢方を内服したり、ビタミンCの美容液を塗ったりして、酒さをコントロールします。
施術に関しては、ダイレーザー(Vビーム)や、赤みや血管系にも効くフォトフェイシャルが行われます。(当院には無いです!)
新しい治療として、今私が良さそうだなと思っているのは、ハイフ(ウルトラセルQプラス)の2.0mmリニアカートリッジです。2.0mmなので、深さ的には真皮層の血管を狙えます。
当院では、酒さを気にしている人はたるみも一緒に気にされていることが多いので、ハイフ2.0リニアをおススメしたいと思っています(^^)
海外からなので少し時間かかっていますが、そろそろ到着するかと思います。
また来たらお知らせしますね♪
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中山 由美