シワやたるみはお肌の老化現象として現れてきますが、適切な対処をすることによって、若く元気な印象にイメージアップすることができます。
シワは表情によるものや肌の乾燥によるものなどがあります。表情じわは、表情を大きく動かした時にできるシワで、表情を元に戻せばそのまま自然に消えていくのですが、同じ表情を一日に多数回繰り返し、それとお肌自体の加齢により、年齢とともに必ず表情じわが皮膚に刻まれていきます。
たるみは加齢や紫外線の影響により、肌のコラーゲン・エラスチンといった肌を支える成分の減少、それによる肌のボリュームロスや下垂により起こります。
シワの種類の中でも代表格ともいえるのが表情ジワです。
表情ジワは笑ったり怒ったり泣いたりしたときにできる、目元や口元のシワが戻らなくなったものです。
表情の変化によってできる表情ジワは一時的なものですが、加齢により肌の柔軟性が失われるとシワが消えなくなってしまいます。
たるみジワは、年齢とともにコラーゲンやエラスチンなどのハリ成分が減少することで、肌が垂れ下がってできるシワです。
たるみジワはほうれい線・ゴルゴライン・マリオネットラインにできやすい傾向があります。
みなさんのお肌は外側から順に、表皮・真皮・皮下組織という大きく分けると3つの層でできています。
このうち真皮のコラーゲンやエラスチンの減少によって起きるのが真皮ジワです。
溝が深いシワのため、とても目立ち、実年齢よりも更けて見られることがあります。
真皮老化たるみとは、肌の弾力を支える真皮層が老化することで、現れるたるみです。真皮層は、コラーゲンやエラスチンなどの線維状タンパク質で構成されており、これらのタンパク質は年齢や、紫外線や乾燥、喫煙、ストレスなどの要因で減少していきます。
そのため、真皮層は薄くなり、肌のハリや弾力が失われ、その結果たるみやすくなります。
お肌内部の保水を担っているヒアルロン酸は、年齢とともに減少していくと言われています。 ヒアルロン酸の減少は肌の水分の減少はもちろんのこと、肌のたるみにもつながります。
体型変化たるみは老化とは関係なく短期間で太ってしまったり、やせてしまったことにより、皮膚がその変化に追いつけずに残ってしまうたるみのことです。
人間の顔には表情筋という筋肉があり、皮膚を下から支えています。 いろんな感情を現すのに活躍している筋肉ですが、手足の筋肉と同様、使わなければ衰えてしまいます。 無表情たるみとはその表情筋が衰えてしまい、皮膚や皮下脂肪を支えられなくなった時にできるたるみのことです。
悪い姿勢で長時間いることは、たるみという観点からも賢明ではありません。 最近では長時間スマホを見る方が多くなっていますが、うつむいた状態を長く続けていると顔の筋肉がうまく働かなくなり、結果的にたるみが生じてしまいます。